2026/02/18
活動報告

第374回2月定例兵庫県議会が2月17日開会し、令和8年度兵庫県当初予算案などが上程されました。会期は3月25日までの37日間です。
令和8年度当初予算案は総額で4兆5303億円(対前年度当初比プラス0・3%、153億円増)、このうち一般会計は2兆3182億円で、社会保障関係経費の増や発行利率の上昇に伴う公債費の増等がある一方、中小企業制度資金貸付金の減等より、前年度から400億円の減少となりました(マイナス1・7%)。
「『躍動する兵庫』 希望をつなぐ、未来をつくる」を目標に掲げ、①若者の可能性を拓く、②安全安心な暮らしを守る、③地域活力を底上げする、④自然との共生を深化する、⑤県政基盤を強化する―の5つの柱で施策展開を図ります。
一方、経済成長率の上昇を大きく上回る長期金利の上昇の影響もあり、令和8年度から10年度3カ年の収支不足(赤字)額は昨年度の160億円から530億円に悪化する見通しです。令和8年度予算案で掲げる未来への投資と財政健全化の両立が求められており、自民党議員団として、県政の進路を左右する重要な定例会と位置づけ審議、議論してまいります。
2月17日の本会議で、開会あいさつに立った山口晋平議長(自民党)=写真上=は、「衆議院議員総選挙が終わり、今後、国会において来年度予算の本格的な議論が行われ、強い経済の実現に向けた実効ある取組が加速してまいります。本県においても、長引く物価高騰対策はもとより、人口減少・少子高齢化が地域にもたらす諸課題に真正面から挑み、その取組の成果を県民生活の安定と地域の活力につなげていかなければなりません。若者はもちろん、全ての世代が希望と誇りを持てる兵庫を形づくることこそが、県政における最重要課題であります。そのために拠るべきは、議長就任以来申し述べてきました、『恕(じょ)』の精神に根ざした対話と連携です。兵庫五国を代表し、県民の皆様の負託を受けた議員一人ひとりが、多様な価値観を尊重しつつ、対立より対話、分断より連携へと歩みを進めましょう。『恕』の精神を礎とした闊達かつ建設的な議論を重ね、知事と議会が車の両輪として力を発揮することで、県政を確かな前進へと導くことができるものと確信しております。躍動する兵庫の実現に向け、ともに未来を切り拓いてまいりましょう」と呼びかけました。
提案説明に立った齋藤知事は、「県政運営で大切にしたいのは、現在の県民生活の安定向上とともに、将来世代への責任を果たすということです。私たちが今日の環境を享受できるのは、過去の選択と努力の積み重ねの結果です。同様に、いま私たちが選び取る判断と行動が、未来の兵庫を形づくります。これから生まれてくる将来世代の暮らしにも想像力を働かせ、希望を手渡していきます」と表明し、次の通り主な施策を説明しました。
【若者の可能性を拓く】
教育環境の充実、教育費等の負担軽減、次代を担う人材の育成
遠方の産科医療機関へ通院せざるを得ない妊産婦の経済的負担の軽減、幼児教育の専門的知見を有するアドバイザーによる訪問指導を開始、課題を抱える子ども・若者への支援
通学路の安全確保、林業に触れる機会の創出、デジタル化が進む建設業界の魅力発信、ものづくりの楽しさを伝えるイベントなど
【安全安心な暮らしを守る】
防災・減災対策の推進、「地震・津波対策アクションプログラム」の改定、電動簡易トイレやスポットクーラー等の備蓄、家屋被害認定調査や罹災証明書の発行を迅速に行うため市町とともに県内で統一した被災者支援システムを導入
県土の強靱化、特殊詐欺等への対策など地域の安全安心の確保、犯罪被害者等への支援
医療機関の確保が困難な地域において診療所の承継に必要な設備の整備を支援、がん治療と社会参加の両立支援、障害者の就労支援
【地域活力を底上げする】
中小企業の生産性向上、地場産業の振興、スタートアップ支援の新展開、産業立地の促進、新観光戦略に基づく誘客強化、専門のコーディネーターの育成も含めたゴルフツーリズムの強化、閑散期における国内誘客、フィールドパビリオンの展開、スポーツ・芸術文化の振興、地域公共交通の維持・最適化
【自然との共生を深化する】
人と環境にやさしい農業の推進、米の安定供給に向けた取組、漁業生産の安定化、但馬牛の供給力確保、高病原性鳥インフルエンザ対策、森林の適正管理
野生鳥獣の適正な保護管理、特定外来生物対策の推進、水素利活用の促進
【県政基盤を強化する】
財政構造を検証したうえで今後の財政運営のあり方の検討、効率的・効果的な県政の推進、新庁舎等整備プロジェクトの推進
また、開会に先立ち、兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称:PACオケ)による議場コンサートが行われました。 
総務
地域
「地域の元気づくり」を推進することにより、県内への移住・定住・還流に取り組み、活力ある兵庫を目指すとともに、日本遺産をはじめ文化財などの保存・活用及び人々の交流を進めるなど、兵庫五国の多様性を活かした地域創生の実現に向け取り組むこと。
第⼆期兵庫県地域創⽣戦略(2020〜2024)及び後期2か年の重点取組に基づき戦略を推進。
【R4戦略指標の達成状況】
| 目標 | 実績(R4) |
|---|---|
| 国を上回る一人当たり県内総生産(GDP)の伸びを維持 |
〔実質〕国105.1% <県110.3% 〔名目〕国111.8% >県110.4% |
| 住んでいる地域にこれからも住み続けたいと思う人の割合が前年度を上回る | R3 : 75.9% → 77.8% |
| 20歳代前半の日本人若者の県内定着率 | 目標92.6% → 91.4% |
| 2024年まで合計特殊出生率1.41を維持する | 目標1.41 → 1.31 |
今期戦略が令和6年度で終了することから、次期戦略を検討し、令和6年度中に議決、策定の予定。
総務
地域
「する・みる・ささえる」スポーツへの参画を通じて、躍動する兵庫の実現を目指し、子ども・ユーススポーツ、生涯スポーツ、競技スポーツを推進するとともに、スポーツの持つ多面的な価値を最大限活用し、地域活性化の推進を図ること。
● プロスポーツクラブとの連携により、地域活性化プロジェクトを展開。
● 子ども・ユーススポーツの環境整備を図る推進プロジェクトを展開。
● アーバンスポーツやeスポーツなど新しいスポーツを振興。
● 兵庫のスポーツ選手が全国や世界で活躍できるよう競技力の向上を推進。
総務
地域
若手従業員を対象とした奨学金返済支援制度の年齢要件の緩和など制度拡充することで、卒業後の県内での就職を今まで以上に加速させること。
兵庫型奨学金返済支援制度を拡充。奨学金の返済額を県が3分の2、企業が3分の1負担するもので補助期間内の本人負担は実質ゼロ。日本一といっても過言ではない内容。
● 対象年齢を30歳未満から40歳未満に緩和
● 補助期間を5年から最大17年に延長
| 補助期間 | 補助総額 | 対象企業 |
|---|---|---|
| 5年 | 90万円 (うち県60万円) |
県内に本社がある中小企業 |
| 10年(新) | 180万円 (うち県120万円) |
① SDGs宣言企業 ② フレッシュミモザ企業 ③ ワーク・ライフ・バランス宣言企業 (いずれか2つが該当) |
| 17年(新) | 306万円 (うち県204万円) |
① SDGs認証企業 ② ミモザ企業 ③ ワーク・ライフ・バランス認定企業 ④ ワーク・ライフ・バランス表彰企業 (いずれか2つが該当) |