おしらせ / かつどうほうこく

お知らせ/活動報告

2024/06/18

活動報告

第367回定例県議会が閉会 文書問題で百条委員会を設置 兵庫県政への信頼 早期回復のために

 

 第367回定例県議会が6月4日から13日までの10日間にわたり開かれ、「特定調停及び債権の放棄」「公益社団法人ひょうご農林機構への貸付金の一部債権放棄」等など議案13件、意見書7件等を可決、同意しました。争点になったのは、元西播磨県民局長の文書に記載されている内容の真偽を調査する特別委員会、いわゆる百条委員会の設置です。
疑念解消の糸口が見えないまま問題が長期化する中で、県民の県政に対する信頼が揺らぎ、県庁・職員の動揺は収まっていません。自民党議員団では、非常に多くの時間を割き、議員の間で活発に議論してまいりました。「まずは第三者機関による調査を注視すべき」といった意見や、県政や議会の更なる混乱を懸念する声もありましたが、何より、知事が提唱する「躍動する兵庫」を前に進めるためには、県民からの信頼、協力がなければ実現は不可能です。一刻も早く県民の県政への信頼回復を図らねばなりません。そのため、県議会が積極的に調査に関わる決断に至りました。
百条委員会の設置を盛り込んだ「元県民局長の文書問題の内容調査」に関する動議を閉会日13日の本会議で、賛同する他会派とともに提出し、戸井田ゆうすけ副幹事長が趣旨説明を行いました(写真上)。戸井田副幹事長は、「この動議は決して知事を非難するものではなく、何が真実であるか?何が本当であるか?を解明するものです。政治は国民のもの、県政は県民のためのものという原点に立ち返り、『躍動する兵庫』を一刻も早く前に進めるためのものです」と賛同を呼びかけました。投票の結果、賛成多数で可決しました。
半世紀ぶりとなる、極めて重大な決定であり、二元代表制のもと、執行機関に対する監視機能を与えられた県議会として、その重要な責務を果たすため、委員会での調査はもちろん、県政の信頼回復、そして「挑戦と包摂が織りなす兵庫五国の実現」に取り組みます。