おしらせ / かつどうほうこく

お知らせ/活動報告

2024/02/15

活動報告

【2024年2月15日】第366回定例県議会が開会 令和6年度県当初予算案上程

第366回2月定例県議会が2月15日開会しました。期間は3月22日までの37日間です。令和6年度当初予算案など重要案件が上程され、「地域の声で新たな兵庫」の実現を目指す県政の進路を左右する重要な定例会として審議、議論してまいります。

令和6年度当初予算案は、総額で4兆3018億円(対前年度当初比0.6%、236億円増)、このうち一般会計は2兆3390億円で、堅調な企業業績に伴い県税は増加しましたが、新型コロナの5類移行により感染症緊急包括支援交付金がゼロになり、国庫支出金が約3割減少したことなどから対前年度当初比マイナス0.9%、207億円下回りました。

重点施策では、高等教育の負担軽減、子どもを産み育てやすい環境づくり、医療の充実、産業競争力の強化などが打ち出され、自民党県議団が提言、要請してきた、高齢者はもちろん、子どもや若者、子育て世代、現役世代まで全ての世代、一人ひとりが輝いて調和をもって活躍できる兵庫づくりを更に進める予算案となっています。

提案説明に立った齋藤元彦知事は、「人口の絶対数が減る時代だからこそ、一人ひとりが輝き、個の力がみなぎる兵庫を創っていきたい。とりわけ鍵となるのは、未来を担う若者たちがそれぞれの可能性を広げ、存分に力を発揮できる環境づくりです。誰もが望む学び方、働き方、暮らし方ができる、そして夢を持って生き生きと自分の物語を歩むことができる、そんな兵庫をめざします。このことが、個人の幸福につながるとともに、地域の活力を生み、兵庫の持続的発展につながると確信しています」と所信を表明しました。

そして、予算編成に当たっての重点として、

1.次の時代を担う「若者・Z世代が輝く兵庫づくり」

高等教育の負担軽減や奨学金返済支援、留学支援、不登校対策、ヤングケアラーやケアリーバーの支援、不妊治療支援、子育て世帯への住宅対策など、分野横断的に若い世代を直接応援する施策を展開。これにより、若者の県内定着と兵庫の成長・発展につなげる。

2.一人ひとりの力を発揮するための「活躍の場が広がる兵庫づくり」

次世代産業や地場産業、豊かな食や文化、盛んなスポーツなど、多彩なフィールドを持つ兵庫の強みをさらに磨く。

3.一人ひとりが尊重され、存分に力を発揮できる「安全安心に包まれる兵庫づくり」

被害額が過去最高となった特殊詐欺、自転車等の交通事故など、安全安心を脅かす事案、能登半島地震を踏まえた防災・減災対策の強化をはじめ、各分野でさらなる対策の充実。併せて、年齢、性別、障害の有無、国籍、価値観等の違いに関わらず、一人ひとりの個性を大切にし、自分らしく生きられる社会づくりを推進

4.足腰の強い行財政基盤を築くための「県政改革の推進」

分収造林事業や地域整備事業会計などの課題に対して、決して将来に先送りにしない強い決意のもと、財政的問題の解決に向けて改革を実行し、未来への投資をしっかり行う

と基本方針を述べ、主な施策を説明しました。

最後に昨年、日本一に輝いた阪神タイガースの原動力の一人、淡路市出身の近本光司選手の言葉
「常識をひっくり返したいと思ってやってきた。身体が小さくても遠くに飛ばせる。」を紹介し、
「自分で限界を決めず、常に変化を求めてきた近本選手は、昨シーズン、持ち前のバットコントロールや足の速さに加え、随所で長打を放ちました。努力を積み重ね、長打力のあるトップバッターとして相手チームの脅威となった彼の存在が、チーム力を大きく押し上げたのです。チーム兵庫を新たなステージへと押し上げるためには、県民一人ひとりがかけがえのないプレーヤーとして、個の力を磨き、その可能性を広げていかなければなりません。ともに伸びやかな挑戦を続け、希望と安心に満ちた『躍動する兵庫』をめざします」と決意を表明しました。

また、開会に先立ち、兵庫芸術文化センター管弦楽団による議場コンサートが開催されました。県民に親しまれ、開かれた県議会をめざし、2月定例会の開会日に毎年行ってきました。議員、県幹部、傍聴席では公募で選ばれた約70人が見守る中、岩村力氏の指揮でクラシックの名曲や「ふるさと」などが演奏されました。(写真)

令和6年度兵庫県当初予算案Microsoft PowerPoint – 01 R6当初予算 知事会見資料v12 (hyogo.lg.jp)